福祉用具

昨今、ベッドの脇に置くポータブルトイレも、福祉用具の「日進月歩」の技術により使い易いものが数多く出回っています、それでも汚物の後始末は介助者に依存する事が多く、悩ましいものでした、この度工事を依頼されたのは、TOTOベッドサイドトイレの設置です、これは便器から汚物をミキサーの如く粉砕し、ポンプで圧送し外部の汚水升へ直接排水させる画期的な便器です、給水も設置します、便座も通常の機能もあり、大変重宝するものです。

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今から12年ほど前の工事です、ご本人様は女性30代です、厚生労働省難病指定疾患の「多発性硬化症」(MS)という病気です、この工事は訪看(訪問看護ステーション)からの工事依頼でした、両下肢全廃、視野右全盲、左目は視野5°、コミニュケーションは良好です、両親と3人暮らしです、工事内容は車いすを利用しているので、専用の居室をフローリングへ、トイレは自身で移乗可能なので便器と手すり設置、あと定期的な福祉タクシーを利用した通院において、一人でこれを可能とするために、小さなリモコンで操作出来る段差解消機を設置しました、出入りの引き戸も3本引き戸として開口巾を確保した工事です、およそ900mmのストロークを約15秒で昇降します、段差も出来ないように埋め込み式とした工事です。

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先日の福祉機器展で気になった福祉用具を数回に分けて報告します、今日はその第一回目です、排泄行為は、三大介護の中で、一日のケアが最も多い排泄ケアです、これ尿意や便意を催した時に本人のペースで行う必要があるため、介護者にも精神的にも身体的にも大きな負担がかかります、介護されるご本人も恥ずかしさや申し訳ないという気持ちから負担がかかってきます、ここでご紹介するのは、在宅でのポータブルトイレです、これは予め専用の凝固剤を入れたあと、作動ボタンを押すと自動でラップが熱処理されることにより、臭いもなく衛生的に使える福祉用具です、もちろん福祉用具購入費目の対象となります、精神的にも「ゆとりのある介護生活」の実現に貢献します(日本セフティー株式会社)

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10月7日(水)〜10月9日(金)まで、東京ビッグサイトにて、14カ国、1地域の522社による最新の福祉機器20,000点を総合展示するイベントです、今年で42回目の開催です、毎年上場企業から中小企業までによる様々なアイディアを見る事が出来ます、昨日は写真も多く撮影してきましたので、次回以降ご紹介をしていきます。

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10月7日(水)より9日(金)までの三日間、東京ビッグサイトにて、第42回国際福祉機器展HCR2015が開催されます、ハンドメイドの自助具から最先端技術を活用した福祉車両まで世界の福祉機器を一堂に集めた国際展示会です。手すりなどをはじめとした建築関連機器なども沢山展示されますが、在宅での自立支援に欠かせない医療福祉関連機器の情報も数多く見る事が出来るため、毎年足を運んでいます。

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脳性麻痺で体幹機能障害の18歳女性の改修工事です、築20年ほどの住宅の一部(35m2程度)の全面改修工事です、主に専用の居室とトイレを再整備、新たに浴室や洗面を計画、それぞれの移動環境も整備したことにより、家の中での生活は楽になりました。

またそれまで家の出入りはお母さんによっての「抱きかかえ」でしたが、体も大きくなると共に、その身体的な負担も徐々に大きくなってきました、改修計画では、駐車場へつながる腰窓を掃出し窓に変更し、そこに450mmストロークの段差解消機(カードリモコン操作)を設置しました、出入りは毎日行われます、安全に安心した暮らしのためには大事な要素となります。

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安心安全に暮らすための要素はいくつかあります、手すりの設置などの「住環境整備」もその一つですが、本人の身体機能(残存能力)や家族や社会資源による「人的支援」の他、杖やベッドなどの「福祉用具」もあります、毎年都内で行われる「国際福祉機器展」では600社に及ぶメーカーなどが出展します。加齢により、誰もが足腰の身体能力が衰えてきます。

左の写真は、腰から足にゴムひもを絡める事により、足上げがいとも簡単に行える優れものです、実際に試してみましたが、すごく足が軽くなります。

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体に合わせて、ゴムひもの長さを調整しフィットさせる事により、半強制的に足が楽に上がるようになります、私たち健常者が普通に使用しても良い福祉用具かも知れません。

(写真は私ではありません)

 

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次に紹介するのは、ボタン一つで自動的にペーパーが出てくる「自動紙巻器」です、手の巧緻性が悪く、掴むことや、引っ張って切る事ができない方には重宝する用具です、電池式で、お値段は¥8,000〜¥12,000です。

 

 

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畳の床が450mm位上下する「畳昇降機」です

白い幕で覆われている中には、電車のパンタグラフのような仕掛けがあります、この上に布団を敷いてもいいですし、立ち上がり易く椅子的に使用しても良い機器です。

使う側の工夫も大事です

 

ほんの一部の紹介ですが、こうした便利な用具はまだまだ沢山あります、こうした機器メーカーも、個人企業から、大手メーカーまで多数存在しています。

福祉用具は、在宅での自立支援には欠かせません、こうした「情報」や「技術」を知る事や伝える事も「自立支援」に繋がります。

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毎年、お台場の国際展示場(ビッグサイト)で行われる「国際福祉機器展」でもいくつかのメーカーが出展している「階段昇降機」です、毎年賑わっています。

製作は、直線階段や曲がった階段など対応してくれます、一般に足腰も弱くなったり、怪我や病気などにより階段の昇降が困難になる場合、重宝される福祉機器の一つです。

 

よく検討されるのが、エレベーターをにしようか、階段昇降機にしようかと迷う方がいます、エレベーターを工事するとなると、費用はもちろん建築基準法や敷地、或は動線もクリアしなくてはならず、現実的ではありません(その多くは却下されます)

私はいままで甲府市内にて、写真の事例を一回だけ施工した事があります、ここまで最初で最後です、一般に山梨では土地も広く、住宅建築条件もゆるやかである事や、何も2階の生活でなく、1階での生活とすれば済む事も多くあります、都内など狭い敷地条件となると、どうしても2階3階の生活を強いられます。

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この工事は介護保険もその他の助成金も対象とならす、全て自費負担となります、ちなみに1階から3階までの階段で、廻り階段式(ラックピニオン式)だとおよそ¥280万円です、写真の直線階段であれば、およそ¥50万円〜¥60万円程度で設置できます

 

しかし階段巾は狭いので、ご家族の昇降には邪魔になります、多くの日本の家屋は車いすなどの福祉用具の導入には大変狭い空間となっています、現状の住空間と福祉用具の整合性をもった計画が望まれます。

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建築基準法において、床の高さは原則地盤面から450mm以上と定められています、この段差をスロープで計画した場合、介助者や自走車いす使用者が無理のない勾配である1/15とすると6.750mmの長さが必要となります。

これを解決する手段の一つに「段差解消機」があります、昨今、介護保険でもレンタルもはじまり、平らな土間と電源さえあれば使う事も容易です。

写真はレンタルです、ストロークは450mmです、土間コンと電源工事は介護保険対象外となり自己負担です、元々腰窓を掃出し窓として整備しました。

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