月次アーカイブ: 6月 2017

この事例は、脳梗塞となり左半身麻痺による後遺症と左膝痛をもつ70代後半の女性を、日常生活のほぼ全般をご主人が介護している事例です。それまでは介助用車いすにて、リビングから寝室へ移動するのですが、見た通りの開きドアでの有効開口寸法も735mmと狭く、敷居の段差もあり室内移動にも困難極めるものでした。今回提案したのはアウトセット引き戸です。これは上吊り式で敷居もなく、開閉時のブレーキもあり動きもスムーズです。有効開口も815mmとなり、移動環境は格段にアップしました。この引き戸の工事は相当数行いましたが、どのご家庭でも大変大好評を頂いている工事の一つです。

脳梗塞を発症し、左半身麻痺のある74歳女性の改修工事です。専用居室である和室6帖にベッドを置き、排泄も移乗介助によりポータブルトイレにて行ってきました。室内の移動はご主人による介助用車いすによる移動です。今回のご相談は、排泄環境の改善と整容(洗顔)環境の改善のご依頼でした。玄関ホールとなりに位置するこの和室は、床の段差も60mmあり、車いすでの移動も困難極めるものでした。工事の内容は、それまで押入だったスペースを専用トイレとし、床の間だったところへ洗面台を設置しました。また床も檜の長尺フローリングとしたことにより移動環境も改善しました。