浴室

この建物は、築40年の鉄筋コンクリート造です。80代のご夫婦の二人暮らしで、イチゴ農家のため、外から直接浴室へ入れるようになっています。元々の浴室は寒いばかりか段差もあります。手前が洗面脱衣室で、廊下を挟んでトイレがあります、今回の工事では、この水廻りを一体化して、この先に備えようといった考えで工事を行いました。広い水廻り空間となりました。

 

支援学校へ通う13歳男性のケースです、日常生活は全般にわたり母親による全介助です。今回は母親一人で入浴介助を安全にしかも楽に行いたいという相談でした。既存の浴室は段差のあることや、石貼りの壁、窓開口は大きく二カ所も設置してあり寒々しい浴室でした、工事はTOTOサザナ1620のユニットバスとしました。体を洗う動作は、予めスリングシートを敷いた入浴用の可動マット(改修前写真参照)上で行います。リフトは浴槽へ入れるために使用します。このリフトは(株)モリトーさんのようなクレーンタイプのアーム式ではなく、ミクニさんの垂直上げ下げタイプです。大変喜んで頂いた工事となりました。

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入浴において介助が必要な場合、1616のユニットバスに入浴用椅子などの福祉用具を入れようとすると、介助者が思うような動作ができないばかりか、安全で快適な入浴介助は不可能となります、一方トイレにての排泄行為を全介助とした時、910mm×1.820mmの長方型のトイレでは満足な介助も出来ません、今回の工事は浴室を1616から1620への拡張工事と共に、洗面脱衣室にあるドラム式の洗濯機とトイレの便器の位置交換を行いました、今までのトイレには洗濯機を、洗濯機があった位置には便器を設置しました、更にそれまで使っていたW=750mmの洗面台をW=600とし、介助スペースを確保した結果、抱きかかえて便器へ座らせる介助も大幅に軽減できる事となりました。

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ユニットバスのような工業化されたものとは違い、在来工法などの浴室の形態は一様ではなく、浴槽や洗い場またその大きさや高さなど様々です、また窓の位置や鏡の大きさやシャワーカランの種類もまちまちです、なのでこうした浴室への手すりの設置条件も中々大変です、写真はTOTOさんの特注手すりです、長さ400mm奥行きは180mmで作って頂きました。メーカーさんのこうした対応はありがたいものです。

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これまで紹介してきた工事のほとんどは、ユニットバス化の事を指しますが、この工事は浴槽入替え、土間のかさ上げとサッシュ入替えです、お施主様は85歳男性です、そもそもリフォームの動機は、浴槽が深く小さいため出入りが不都合であること、手すりもないため不安定、あと寒い事の3点でした、当初はTOTOのショールームまで行き、サザナの1616と一旦決まったのですが、ここまで大事(おおごと)でなくて良いという事からこうした方針変更となりました、浴槽750×1.000(深さ550mm)ステンレス浴槽から、TOTOネオマーブバス780×1.200(深さ500mm手すり付き)とし、洗い場土間タイルを既存から40mmかさ上げで段差解消、土間はサーモタイルミルキーDX-Ⅱ(ヒヤリとしないタイル)サッシュは既存の枠の中へ、断熱サッシュのサーモス(800×1.230)を設置しました、あと出入り用に600mmの竪手すり、出入り口へ400mmのオフセット手すりを設置しました、最後にバッチリクリーニングで完了です、お施主様の感想は、「とにかく使い易いし、驚くほど暖かな浴室となりました」と大変喜んで頂きました(12月7日(月)〜12月17日(木)工事)

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従来の浴室は現在のようなユニットバスではなく、コンクリートを打設したあと、浴槽や排水パンを設置した上で、タイル屋さんにより壁や床を仕上げるという工法が一般的でした、現在では特別な浴室以外はユニットバスが主流となっています、写真はそうした浴室をユニット化した工事です、多くの住宅では洗面脱衣室の床が腐食していたり、洗面台も古く使い勝手も悪かったり、洗濯機パンもないことにより、浴室と洗面室は一緒に工事をする事が多く見られます、今回は洗面室もリニューアルした工事です、お施主様はまだ50代後半ですが、近い将来も事も考えたリフォームです、浴室には軽く開け閉め出来る引き戸をはじめ、手すり、暖房乾燥機、節水シャワー、更にテレビも設置し、洗面台もリニューアルしました、安心した老後を迎えることが出来ます。

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甲斐市内にて男性80歳、脳梗塞後遺症により上肢機能障害上肢全廃(1級)下肢機能障害下肢全廃(1級)体幹機能障害(1級)、現在の状況は、脳梗塞後遺症とパーキンソン症候群のため、日常生活は全介助であり、主介助者は奥さん(78歳)です、現在はデイサービス3回/周、訪問看護1回/周、訪問リハ2回/周、福祉用具はベッド、車いす、玄関昇降機です、今回のご相談は現在の浴室では狭いため、2人介助で安心して入浴をしたいという事でした、現在の浴室は1.365×1.820と狭いため、910×910の増築を行い1.820×2.275のユニットバスへの変更とし、入り口の開口部には巾1.150mmの大型上吊り引き戸を設置し、移動や入浴もゆったりとしたスペースで行える事が実現しました。

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浴室での手すりを考える場合、トイレでの手すり計画と違い、洗体動作、浴槽へ入る時、出入りや沐浴姿勢からの立ち上がり動作、更に入浴椅子の使用の可否、人的介助の量や質など、「浴室の手すり計画」には様々な要素を織り込みが必要となります、一般論的に言うと、出入り用(オフセット)と、浴槽への出入りでの跨ぎ時の竪手すり、沐浴からの立ち上り用の水平手すりの三カ所が基本となります、写真は奥にL型、浴槽奥へ水平400mm、出入り兼用900mmと立位保持のため1.100mmの竪手すりです、この決定プロセスには、自信の動作において本人の強い希望で設置しました、これで安心安全な入浴が可能となりす。

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従来、一般的な住宅の浴室は在来工法で、壁はタイル貼りやモルタル+吹き付け塗装、天井はバスリブ、床はタイル貼り仕上げが普通の施工でした、また入り口も内開きドアや折れ戸などの多用や、断熱計画などおかまいなく、現在においてその多数は使い難くなっています、現在浴室のリフォームでは「ユニットバス」が主流です、段差解消ばかりでなく浴槽のまたぎ易さ、節湯シャワー水栓、手すり、断熱浴槽、浴室暖房機など、わずか1坪の中に多くの機能を持たせています、またお掃除もし易く衛生的です、写真は今月上旬に完成した80代ご夫婦宅の改修事例です。

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昨今造る「浴室」の多くが(9.5割以上)工場生産されたユニットバスを使用します、東京オリンピックのホテル建築に用いられたユニットバスも50年の歴史となりました。

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ユニットバスの入り口扉は、一般に引き戸を除き内開きです、1.25坪タイプであればまだしも、1坪タイプでは内開きドアは狭さを感じるばかりか、シャワー椅子を置こうと思っても、狭い空間となってしまいます、そうした理由から入り口ドアを折れ戸へ交換したいというご相談でした。

 

 

ユニットバスは工場生産という性格から、このドアだけを壊して交換するという事が容易に出来ません。

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技術的には、現在のアルミ枠の中へ折れ戸の枠ごと設置する方法です、このため有効開口寸法は、高さはもちろん巾も50mm程度狭くなります、敷居部分にも12mm程度の段差も発生します、この事は着工前にきちんとした説明が不可欠となります、この扉工事も、介護保険の対象となります。

あと安全な出入りのため、オフセット手すりを設置しました、これは脱衣室側から入るときにも扉側へ出ているのでしっかり掴む事が出来ます

入浴は体を温める事や、リラックスして入浴を楽しむ事で、心身共によい影響を与えます。

 

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