一般に階段の平面的な形状は、直線階段、曲り階段(90度、180度)などがあります。
階段で最も注意するポイントは、「万が一転落しても下まで転げ落ちない階段」とするべきです、これは小学校の階段などのように「踊り場」といって水平部分(平らな部分)をしっかり確保することで解消できます、一般的には直線階段より、平らな部分を作った曲り階段の方が安心安全と言えるでしょう。
建築基準法では蹴上げ(高さ)230mm以下、踏み面150mm以上、階段幅750mm以上と最低限の寸法が決めらてれいますが、これでは危険極まりありません。
理想的には蹴上げ(高さ)175〜185mm踏み面230〜250mm程度を目安として下さい。
次に危険防止の手段として絶対忘れてはならない手すりについてお話します、原則的に「下り利き手」方向に設置して下さい、これは飛行機の着陸と同様、上る時より下りる時の方が危険とされているからです。手すりの直径は35mm程度とし、暖かみのある木製手すりを切れ目のない様連続的に設置します。高さは段鼻より垂直方向へ750mmを目安とすると良いでしょう。