■段差解消機
建築基準法では、地盤面から床までを原則450mm以上とすることと定められています。
この段差を玄関ポーチなどの階段で処理をするのが一般的な手法です、加齢などにより腰痛や足腰が弱くなり、自立した安全な家の出入りが困難となった場合、屋外から家の中への出入りの手段の一つとして「段差解消機」の設置があります。
スロープとするか、段差解消機とするかの判断材料はいくつかありますが、介護保険の改正もあり、現在ではレンタルも行われています、家の状況などに応じた機種の選定が必要です。
■引き戸
日本の住宅は、西洋文化の影響もあり、開きドアが普及しました、また家の中にも家具の大量使用も見られ、それでなくても狭い環境をさらに狭くしていたという現実があります。
身体機能の低下と共に、家の中の移動が困難となりますが、ドアを引き戸に変える事により、室内移動は格段によくなります。
現在では、ドアを外してオーダーで軽くスムーズな動きの出来る上吊式の引き戸もあり、ご本人はもちろんご家族にも大変喜ばれています。