一般に家への出入りは玄関から入る事が多いのですが、加齢により足が上がらなかったり、上がり難くなって「歩行」も無理な状態となった場合、移動(出入り)手段として段差解消機やスロープがあります。
歩行可能な場合のスロープと、自走又は介助による車いすを使用するスロープとがあります。
実際に体重60kgの人が乗って押すといった場合、理想とされる勾配は1/15以上(10センチの段差を1.5mかけて上り下りする)は必要となります。
しかし45センチの高低差を1/15で計画した場合だと6.750mmの距離が必要となることから、建築条件や介助力など勘案してしっかりとした計画としたいものです。