山梨では山間地も多いため、家の出入りなどに段差が発生しやすい事があります。
平地では良いのですが、前面道路条件などによりスロープでもまかないきれない高さがあります。
写真は高低差1.400mmの玄関入り口です、歩行がおぼつかなくなるとかなり危険で、転落でもしたら大変な事になるのは明白です。(いままでは杖で昇降していました)
提案は、安全安心に昇降できるようにということで、両側へ樹脂製の手すりを、段鼻+800mmに、左右550mm間隔で二カ所設置しました、これなら安全な昇降が可能です。
建築基準法では、原則的に地盤面から床の高さは450mm以上と定められています、当然ですが、家の中に入るには「段差」が発生します、仮に玄関上框から土間への段差を200mmとした場合であっても、外で250mmはどうしても処理をしなくてはいけません。
更に写真は「道路面」から「地盤面」へ上がるときに750mmの段差を階段で昇降する事例です、ご本人は歩行が不安定であり、ご家族からは安全に上り下り出来るよう、手すりの設置を希望されていました。
完成したのがこれです、手すりは階段先端より垂直方向へ800mmを上端とし、勾配なりの設置です、材料は34mmで、夏触っても冬に触っても熱くなく冷たくない樹脂被覆された手すりです、以前も書いたと思いますが、一般に「下り利き手」側の設置となるのが「原則」です。
「いつまでも、あなたを守る家をつくる」
豊富な知識と経験を活かして
山梨で最適な介護リフォームを追求しています
http://www.介護リフォーム.com
山梨県甲府市国母2-4-1
TEL 055-228-8191
家の出入りは玄関からというのが「一般的」ですが、段差がきつかったり、狭かったりなどの事情から別な場所からの出入りを余儀なくしている方も沢山いらっしゃいます。
上の写真は、それまで駐車場から近いという理由から、直接寝室へ出入りしようと試みようとして、土を盛ってスロープとして使っていました、不安定に見えますが、ご本人はこれでなんとか出入りを続けていました、今回病院からの相談で、もっと安全に出入りできる方法で、しかも介護保険が適用出来るようにしてほしいというご内容でした。
まずスペースは確保出来るので、土間コンを打設し、その上にイレクターで特注した手すり付きの階段を設置しました、一段の蹴上げ(高さ)は110mm、踏み面(巾)を300mmとした緩やかな階段です、更に両側へ手すりを設置しました、土間コンへアンカー固定をしまして介護保険が適用となります。
これでご本人も家族も安心した出入りが可能となりました。
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昭和町立常永小学校のスロープ工事です、「低学年の生徒さんが、自走式車いすでスムーズに昇降出来るように」というご相談でした。
先生方から本人の状況を聞いたり、本人の生活ぶりを見ると共に、現場の昇降口の状況から判断したところ、昇降に必要なスロープ長さや巾などは十分に確保できる事が分かりました。
スロープ巾は、有効で1.000mmとし、スロープ長さは6.000mm、上り口位置が高いため高低差は300mmと、ゆったりとした1/20勾配で計画することが出来ました。
工事開始です、インターロッキングを撤去するところから始まります。
横から見ると、なだらかなスロープです。
下から見るとこんな状況です、手すりは高さ600mmで設置しました、これは転落防止柵です。
完成しました、本人や教育委員会の検査も終了です、ばっちり使えています。