著者アーカイブ: 伊東誠三

昨今、甲府を中心として分譲マンションが高い人気を得ています、特に甲府駅近辺を中心としたマンションも数多く目立つようになりました、その中で室内移動が困難になった方のための、ドアから引き戸への工事を依頼されました。当然ですが、建物は鉄筋コンクリートで作られており、室内間仕切りはLGS(軽量鉄骨)です、このため下地設置(補強)が必要となりますが、狭い上に写真のように弱電配線などがあるため、下地補強といっても困難を極めます。

「いつまでも、あなたを守る家をつくる」豊富な知識と経験を活かして、山梨で快適な介護リフォームを追求しています。http://www.介護リフォーム.com 055-228-8191

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最近のトイレは、ゆったりとしたスペースのあるトイレ計画とする傾向にあります、写真のトイレは手前が小便器、扉を開けて大便器があります、健康なうちは良いですが、車いすなどを使い居室からトイレへの室内移動においては、こうした扉は大きなバリアとなります、この工事は、扉撤去だけでは介護保険が適用にならないため、あえてシャワーカーテンを設置して、介護保険上の「扉の交換」としました、このケースでは、車いすで便器の近くまで寄って手すりに掴まり、ご家族の介助で容易にトランスファー出来るようにした工事です。

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介護リフォーム.com、ホームページのトップの写真に使わせて頂いた事例写真です、家の出入りなど、お母様が娘様を介助しています、小さいときは良かったものの、だんだん体も大きくなるとお母様の介助負担も大きくなり、なんとか出入りを楽に行えるようにという相談でした、計画にあたり駐車場からポーチまでの高低差は330mmという事と、スロープのスペースも十分確保出来るため無理のない計画と判断しました、スロープの勾配も1/15と緩い事と、脱輪防止立ち上がりを設置したスロープ有効巾も840mm確保出来、安全に昇降出来るようになりました。

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山梨県甲府市国母2-4-1 TEL055-228-8191

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昨年秋に、脳血管系疾患にて入院しました、発症から8ヶ月、リハビリを重ね今月の退院となりました、自宅では3Mベッド、モルテンのI型手すりとポータブルトイレ、またこのバケツ洗浄用としてトイレにシャワーを設置しました、移動は介助による車いす移動です、今回は出入りのためにレンタルにて段差解消機を導入しました、設置のためにはスペースと平らな土間コンが必要となるわけですが、この工事費用は介護保険適用となならず、全て自己負担となります、およそ630mmの昇降ですが、介助も楽になるばかりか安全な出入りが可能となります。

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先月末に引渡をした新築事例です、80代のご両親夫婦と長男夫婦と孫夫婦との6人家族の三世帯住宅です。キッチンや浴室は共用ですが、それ以外は独立しています。写真はご両親の寝室兼居間に併設して作られた専用のトイレです、車いす対応の洗面カウンターや、しびん洗浄水栓までを予め整えました。

「トイレには這ってでも行きたい」尊厳ある大事な生活行為を「建築的手法」により計画しました。

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家の出入り事例です、数年前に右側へ手すりを設置させて頂いた現場ですが、いよいよ歩行も困難となり、介助による車いすでの出入りとなってしまいました。

商売をしている関係上ここが玄関です、しかし出入り口はここしかなく、全面スロープとすると勾配もきつくなり、家族も使い難くなってしまうので、何とかしてほしい」という相談でした。

そこで考えたのが写真にあるような二本のスロープです、現在の階段位置を450mm奥へ移動し、45×120の木材に、脱輪防止のための3mm×90mm×1.800mmのアルミ板を両側へ設置しました、さらに階段には「住友3M」の滑り止めテープを貼り、安全性を高めると共に、家族の利用時にも配慮しました。

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何人も加齢と共に、足腰の身体機能が低下します。

前回紹介したキッチンにおいても「立ち仕事」であり、自然と足腰に負担がかかります、今日紹介するのは、顔を洗ったり歯を磨いたり、またお化粧などに使う「洗面化粧台」です、従来使っている洗面台から比べると大分スリムです、これだと椅子に腰掛けても使えますので、整容に時間がかかる方でも楽に行えます、車いすや椅子の使用が容易にできる反面、深さが浅いのが特徴です、また洗面台の縁が細いため、掴まり易くなっています、水の溢れ面高さも700mmと750mmの二種類から選べます、この化粧台は過去十数件納めましたが、多くの皆さんに好評を頂いています。

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久しぶりにキッチン改修工事です、現在どこのキッチンメーカーにおいても、色や形状の他にも食器洗浄機能、お掃除も楽になった換気扇、IHクッキングヒーター、軽く動く引き出しの収納や節湯水栓など、数多くの機能を持たせています。

現在では、こうした機能や形デザインなどの実物も見る事の出来るショールームもあちこちにあり実物を確かめて様々なパーツの選択が可能となりました。

写真は5月下旬から6月上旬にかけて工事をした事例です、このキッチンを使われる方は、85歳で一人住まいの女性です、奇麗になった上に使い易くなった事を大変喜んで頂きました、また内窓設置の断熱改修やバリアフリー工事も行い「住宅エコポイント」も頂きました。

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建築基準法では、原則床高さは地盤面から450mm以上と定められています、一般の住宅では、玄関ポーチの階段や、玄関内部の上框部分の設計においてこの450mmを処理していきます、また車いすでの出入りを考えた時、スロープが技術的にも介助負担的にも合理的であればお勧めする場合もあります。

今日紹介するのは、車いすでの出入りを考慮した計画で、段差解消機を設置した事例をお見せします、スロープと違い、狭い場所での設置も可能な事や、電源さえあれば容易に設置出来、現在介護保険でもレンタルも可能となり、その需要は増えてきました。

事例の写真はレンタルではなく、購入された事例です、腰椎損傷のため車いすを使用しています、専用の居室(和室6帖間)から外出を容易にするために設置しました、自分一人で操作しています。

但し、設置するための土間コンクリートは介護保険の対象外となり自己負担となります。

福祉用具を上手にマッチングさせ、住環境を整備することにより、一人で出来る事を増やす事が出

来ます。

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従来、一般的な住宅の浴室は在来工法で、壁はタイル貼りやモルタル+吹き付け塗装、天井はバスリブ、床はタイル貼り仕上げが普通の施工でした、また入り口も内開きドアや折れ戸などの多用や、断熱計画などおかまいなく、現在においてその多数は使い難くなっています、現在浴室のリフォームでは「ユニットバス」が主流です、段差解消ばかりでなく浴槽のまたぎ易さ、節湯シャワー水栓、手すり、断熱浴槽、浴室暖房機など、わずか1坪の中に多くの機能を持たせています、またお掃除もし易く衛生的です、写真は今月上旬に完成した80代ご夫婦宅の改修事例です。

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