著者アーカイブ: 伊東誠三

トイレやお風呂など、水廻りリフォームの一つに「キッチンリフォーム」があります、長年それも毎日使っているうちに、知らぬ間に使い勝手の悪いものとなってしまいます、写真は今年5月〜7月に行ったキッチン、リビング、寝室、トイレを中心とした60代のご夫婦の約20坪のリフォームです、山梨県の北杜市といって、地域区分でもⅢ地域で甲府と違い寒い地域です、サッシュなど入替え断熱改修もばっちり行い、300,000万ポイントを頂きました、ビフォーアフターの写真を掲載しますが、北向きキッチンを、対面型とした事例です、使い勝手も格段に変わってきます。

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10月7日(水)より9日(金)までの三日間、東京ビッグサイトにて、第42回国際福祉機器展HCR2015が開催されます、ハンドメイドの自助具から最先端技術を活用した福祉車両まで世界の福祉機器を一堂に集めた国際展示会です。手すりなどをはじめとした建築関連機器なども沢山展示されますが、在宅での自立支援に欠かせない医療福祉関連機器の情報も数多く見る事が出来るため、毎年足を運んでいます。

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建築基準法では、原則的に地盤から床高さは原則450mm以上とする事が定められています、このためどうしても玄関土間やポーチに段差が発生するため、足腰にハンディのある方にとってはバリアとなります、これらを解消するためには、スロープを設置するなどの手法もありますが、一般的には「手すり」を設置します、写真は屋外手すりの2事例です、共通しているのはどちらも新築若しくは新築間もない工事です、家の出入りには安心して使う事ができます。

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昭和の時代に一部のプレハブメーカーで建てられた 住宅の多くには、トイレの入り口ドアが中開きで、しかもドア敷居を跨ぐという作り方がありました、いつも言う事ですが、健康なうちはその事に何にも感じないまま生活が出来ていますが、加齢と共に「室内移動」に支障が出てくるとこうした入り口は「バリア」となります、また中開きドアともなると、万が一中で倒れていたら開ける事も出来ない「危険なドア」となります。写真は下肢に障害あり、介助でトイレへ入る方のための改修工事です、W=1600H=1.900のアコーディオンドアとし、開き易いようにアシスト把手を設置しました、大変喜んで頂いた工事です。

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この頃よく作られた特徴の一つとして、手前に小便器、奥へ大便器を計画する「2室トイレ」とでもいうのか、間仕切りを設置した時代がありました、現在では新築でも1室の中に小便器と大便器を設置する事はありますが、多くは兼用便器(洋便器)一つで作られるケースが圧倒的です。そのため足腰に痛みなどがあり移動が困難な高齢者の方々にとっては「バリア」となることは明白です、写真はその間仕切りを撤去し、便器の向きを変え、肘掛け式手すりをつけた事例です、中扉を開けたり閉めたりがない事で移動を楽にする事が出来ます。

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平成21年4月1日より6月17日まで全12回にわたり、福祉住環境をテーマとした「バリアフリーな家づくり」をタイトルに記事を掲載して頂きました。内容は、トイレや浴室編といった場所別事例から、計画にあたってのポイントなどが書いてあります、毎週水曜日掲載、800字前後で写真付きというのが決められており、毎週締め切りで大変でした(笑)下記のアドレスからダウンロードできますのでご興味ある方はどうぞ。

http://www.介護リフォーム.com/_src/sc2093/8er979c93fa81x90v95b78bl8e96.pdf

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脳性麻痺で体幹機能障害の18歳女性の改修工事です、築20年ほどの住宅の一部(35m2程度)の全面改修工事です、主に専用の居室とトイレを再整備、新たに浴室や洗面を計画、それぞれの移動環境も整備したことにより、家の中での生活は楽になりました。

またそれまで家の出入りはお母さんによっての「抱きかかえ」でしたが、体も大きくなると共に、その身体的な負担も徐々に大きくなってきました、改修計画では、駐車場へつながる腰窓を掃出し窓に変更し、そこに450mmストロークの段差解消機(カードリモコン操作)を設置しました、出入りは毎日行われます、安全に安心した暮らしのためには大事な要素となります。

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南アルプス市内での新築事例です、ここのご主人様は数年前に交通事故により下肢全廃となりました、移動(家の出入り)は奥さんによる介助用の車いすです、このため道路より直線的に1/20勾配の緩やかなスロープを設置して出入りを行っています。また玄関の段差もステンレスの段差のない上框としました、こうしたことにより少しの介助力により安全に出入りが可能となります。

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一昨日6日、山梨県立大学池田キャンパスにて、「在宅看護学特論Ⅲ」(在宅看護アセスメント論)の一科目にて「在宅看護における生活環境のアセスメント•安全な居住環境 在宅における人的支援•社会資源の活用」といったタイトルで、学院生や教授や准教授の方々にお話しさせて頂きました、内容は「福祉住環境」を中心とし、最近の住宅事情、温熱環境、パッシブデザイン、その他建築に関連したものです、少人数でしたので、キャッチボールをしながら進めさせて頂きましたが、お話を聞いて頂いた皆様の「豊かなくらしづくり」への意識の高さに驚きました、今後、「地域での自立支援」に向け、看護師さんたちの更なるご活躍が期待されます、長時間お疲れ様でした。

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今年の4月に、県立大学で講師を務めるお約束となっていることから、今日は大安吉日の地鎮祭終了後の午後は、会社でこの授業の総まとめをしていました、久しぶりの講師という事と、対象者は二十歳前後の大学生ではなく、県内でご活躍のバリバリ看護師さん達だそうです、目次も作りましたので、順序よくこれまでの「福祉住環境」をお話してきます、パワーポイントも180ページの大容量、ちなみに頂いた講義内容は「在宅看護学理論Ⅲ「生活環境アセスメント」と少々どころか大分「硬さ」のあるタイトルで、私にとっては「何のこっちゃ状態」となっています(笑)、持ち時間120分、さてどうなることやら(笑)8月6日(金)です

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