この頃よく作られた特徴の一つとして、手前に小便器、奥へ大便器を計画する「2室トイレ」とでもいうのか、間仕切りを設置した時代がありました、現在では新築でも1室の中に小便器と大便器を設置する事はありますが、多くは兼用便器(洋便器)一つで作られるケースが圧倒的です。そのため足腰に痛みなどがあり移動が困難な高齢者の方々にとっては「バリア」となることは明白です、写真はその間仕切りを撤去し、便器の向きを変え、肘掛け式手すりをつけた事例です、中扉を開けたり閉めたりがない事で移動を楽にする事が出来ます。
月次アーカイブ: 8月 2015
山梨日日新聞の記事
段差解消機により
脳性麻痺で体幹機能障害の18歳女性の改修工事です、築20年ほどの住宅の一部(35m2程度)の全面改修工事です、主に専用の居室とトイレを再整備、新たに浴室や洗面を計画、それぞれの移動環境も整備したことにより、家の中での生活は楽になりました。
またそれまで家の出入りはお母さんによっての「抱きかかえ」でしたが、体も大きくなると共に、その身体的な負担も徐々に大きくなってきました、改修計画では、駐車場へつながる腰窓を掃出し窓に変更し、そこに450mmストロークの段差解消機(カードリモコン操作)を設置しました、出入りは毎日行われます、安全に安心した暮らしのためには大事な要素となります。
「いつまでも、あなたを守る家をつくる」豊富な知識と経験を活かして、山梨で快適な介護リフォームを追求しています。http://www.介護リフォーム.com 055-228-8191
玄関の上框
山梨県立大学での講習会終了
一昨日6日、山梨県立大学池田キャンパスにて、「在宅看護学特論Ⅲ」(在宅看護アセスメント論)の一科目にて「在宅看護における生活環境のアセスメント•安全な居住環境 在宅における人的支援•社会資源の活用」といったタイトルで、学院生や教授や准教授の方々にお話しさせて頂きました、内容は「福祉住環境」を中心とし、最近の住宅事情、温熱環境、パッシブデザイン、その他建築に関連したものです、少人数でしたので、キャッチボールをしながら進めさせて頂きましたが、お話を聞いて頂いた皆様の「豊かなくらしづくり」への意識の高さに驚きました、今後、「地域での自立支援」に向け、看護師さんたちの更なるご活躍が期待されます、長時間お疲れ様でした。
「いつまでも、あなたを守る家をつくる」豊富な知識と経験を活かして、山梨で快適な介護リフォームを追求しています。http://www.介護リフォーム.com 055-228-8191